★F2aスタッフ的レビュー
あまりにもヘビー過ぎる香港ノワール作品…観終わってからも余韻が消えなかった。
裏社会の事はわからないけれど、生きる為にした事が自分の首を締めていく…
人はいとも簡単に堕落してしまい、底が来た時には、殺るか殺られるかしかないのか…
そう思うと同時に、何でもない事に喜び、笑える事…そして、安心して眠れる現実に感謝した。
未だかつてないジャッキー・チェンの姿には「ホントにいいの?」と心配になってしまったほど。
あの明るく楽しい彼の笑顔はスクリーンのどこにもないのだから…。
だからこそ、そこに彼の本気を見た気がした。
香港、日本共に配役も非常に良かった。例を挙げると、加藤雅也が関西出身のヤクザ役。関東のヤクザながら、所々に関西弁が出てくるところなどをはじめ、表現もかなりリアル。
ロケは新宿歌舞伎町でゲリラ的に敢行(担当 I はちょうど本作を観る直前に「新大久保に本物マフィアがいるらしい」と噂を聞いたばかりだったので、不法滞在の中国人達がアジトにする場所が新大久保という設定だったのもリアルさ倍増!)人を刺すシーンもドラマや映画にありがちな変な間がなく、容赦なし。
そんな本作を見事に演じきったジャッキーはきっとこの作品によって、自分自身にもアジア映画界にも新風を吹かせたかったのだと感じた。
彼が「ハリウッド映画界に対抗するべくアジア映画界結集の第一弾作品」と言うのだから。
しかし、そのあまりのインパクトの強さに賛否は分かれるところだろう。
正直ホラーより怖くて、ジェットコースターよりも手に汗握る作品!緊迫感は最強。
ジャッキー・チェンの本気が見たい人はぜひ!
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