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チョ・スンウ主演のミュージカルが今年も日本に!
韓国ミュージカル『ラ・マンチャの男』
2006年、人気俳優・チョ・スンウ主演の『ジキル&ハイド』の日本公演が大好評を呼んだ。
そのチョ・スンウが今年は9月、『ラ・マンチャの男』(東京・青山劇場)でまた日本にやってきてくれる。
出演は他に昨年に引き続いてのキム・ソニョン、そして感動を与えてくれる深みのある声を持つ
チョン・ソンファ、ユン・ゴンジュという韓国が誇る最高のミュージカル俳優達だ。
日本公演に先駆けて、8月3日からの韓国公演を控えた7月25日、チョ・スンウとそして、
日本公演の企画・主催を行う(株)ODミュージカル・カンパニー代表で、この公演のプロデューサーでもある
シン・チュンスが緊急来日、記者会見が行われた。今回はF2AのHPにてその様子をじっくりお届けしよう。
大きな拍手に迎えられ、黒のスーツ姿で登場した二人。まずシン・チュンスの挨拶から会見が始まった。
シン・チュンス(以下シン):こんにちは。昨年は『ジキル&ハイド』で声援を頂きありがとうございました。それに応えるべく、『ラ・マンチャの男』でまた日本にやって参ります。皆様に再会出来て嬉しいです。
チョ・スンウ(以下スンウ):こんにちは。日本に公式訪問するのは2度目にですが、皆様にお会いできて嬉しく思っています。意義ある場所にお招き頂きありがとうございます。
― 『ラ・マンチャの男』を選んだ理由は?
シン:日本でもとても愛されている作品であると知っています。
華やかなミュージカルとはまた違った、解毒作用のあるような作品だと思っています。
現実から逃避できる夢のある作品になるよう一生懸命準備していますのでご声援よろしくお願いします。

― この作品に特別な愛情があるそうですが、その理由は?
スンウ:中学生の頃、自分がなぜ生きているのかも分からない、夢のない憂鬱な毎日を過ごしていました。
しかし、偶然見た『ドンキ・ホーテ』で人生観が大きく変わり、夢を持つようになりました。
俳優になって10年が過ぎましたが、僕自身にとって転機となったドンキ・ホーテを一生懸命演じたいと思っています。
― どんな役かと、役作りの工夫があれば教えて下さい。
スンウ:とても有名な役だと思いますが、セルバンテスが獄中で演じるドンキ・ホーテは囚人達に夢と希望を与え、
互いに影響を与え合い、またセルバンテス自身も彼らを通して大きな夢をみるという役です。
― 老け役ですが、役作りでの工夫は?
スンウ:28歳でどうして(ドンキ・ホーテを)できるのか?」とよく言われるのですが、セルバンテスが演じる
ドンキ・ホーテなのでセルバンテスに演技の焦点を合わせていきたいと思っています。
― これまで演じた中で自分に似た役は?
スンウ:ないですね(笑)…特になかった気がします。俳優なのでその役を身体に叩き込んで、
時には客観的に厳しく捕らえて役作りをしています。外見的には映画『フーアーユー?』(02年・韓国)が
一番似ていたのではないかと思います。
― ダブルキャスト(キム・ソニョン、ユン・ゴンジュ)で相手役が変わりますが、
相手が変わる事で変化はありますか?
スンウ:演技において相手役は重要だと思います。
相手の方の演技を受けてそのエネルギーを自分のものにして送り返すという事を繰り返して
深い演技が生まれてくると思っていますので、俳優としてよい相手役に恵まれるのは大切な事だと思います。
― 公演回数が少なくて残念です。一番感銘を受けた台詞は?
スンウ:公演数が少ないのは、劇場の都合だと聞いています。
一番記憶に残っている台詞は「私の精神だけを感じ取り、今の姿、形とは違う今後の姿、形だけを見ていきたい」
です。
― 8月3日からソウル公演が始まりますが、前評判はいかがですか?
シン:現在全員が一生懸命リハーサルに取り組んでいます。
チョ・スンウさんはまた素晴らしい演技を見せてくれると思いますし、前回の『ジキル&ハイド』同様
素晴らしい舞台をお見せしたいと思います。
― 韓国公演を前に今の心境は?
スンウ:こうして会見開いて緊張していますが、より良い姿をお見せしたいと努力をしています。
早く韓国に戻って仲間達と共に練習を重ねたいと思っています。
― 韓国ミュージカルの魅力とは?
シン:最近、いくつか日本のミュージカルを観ましたが、作品自体に差はないはずだと思っていますので、
あとは俳優の違いかと思っています。韓国俳優の良さはエネルギー、情熱をぶつける演技が特徴的です。
これは日本でも通用すると思いますし、『ジキル&ハイド』でも証明されたと思っています。
スンウ:昨年、日本の『ジキル&ハイド』を観ました。経験豊富な方が演じておられると聞いて拝見したのですがが、
その言葉通りに深さを感じました。対して韓国ミュージカルの良さは若さだと思います。
若さで作品を躍動的に作る事が出来ると思います。

― 今後の日本での公演計画は?
シン:今後も日本で韓国のミュージカルを紹介していきたいと思っていますし、日本のみならずアジアとの交流を
深めたいと思っています。来年も日本公演の準備をしています。
― 俳優としての今後の予定は?
スンウ:(ビックリしたように笑って、無言で首を振る)
― このミュージカルに全力投球という事ですね。では日本のファンへメッセージを
スンウ:昨年公演して、沢山の日本のファンの皆様に応援頂き本当に驚きました。
これは韓国ミュージカルを紹介する良いチャンスだと思いました。昨年は体調がよくなかったのですが、
今回は体調を万全に整えてより良い姿をお見せ出来るよう努力しますのでご期待下さい。

映画『マラソン』(05年・韓国)や『ラブストーリー』(03年・韓国)での演技が印象的なチョ・スンウ。
真面目な演技派で頭脳プレイの渋い俳優というイメージを持っていたのだが、
間近で見た彼は舞台俳優らしい美しい身のこなし、そして答えに詰まった時に浮かべた笑顔は
とてもキュート。
映画俳優としても益々成長著しく新境地を開拓し続けている彼が、コメディの要素をちりばめた
『ラ・マンチャの男』ではどんな演技を見せてくれるのか、この日の会見を見てますます楽しみになった。
若さとエネルギー溢れる韓国ミュージカル『ラ・マンチャの男』。
その若さを感じに、そして大人が忘れがちな夢を取り戻しに…、
この秋、東京・青山劇場に足を運んでみられる事をお勧めします!
韓国ミュージカル『ラ・マンチャの男』
◆キャスト
セルバンテス&ドン・キホーテ役:チョ・スンウ
チョン・ソンファアルドンサ役:キム・ソニョン/ユン・ゴンジュ(Wキャスト)
【会場】東京:青山劇場
【日程】2007年9月22日(土)〜29日(土) 全11回公演
【あらすじ】
スペイン・ある牢獄、教会を冒涜した罪で投獄されたセルバンテスは囚人たちと共に監獄の中で即興劇をする。
ラマンチャに住んでいるアロソン・キハーノは騎士の本を読みすぎ、あげくに自分が「ドン・キホーテ」という騎士だと
思い込み、従僕のサンチョと冒険に旅立つ。ただの風車を巨人マタゴーヘルだと考え戦おうとしたり、
宿屋を城だといいながらそこで働いているアルドンサに美しきドルシネアと呼び跪いたり、宿屋の亭主を城の主だと
勘違い、騎士の癪を授与してもらったり、常識はずれの行動をつづける。
他の人々と同様にアルドンサもドン・キホーテを狂った老人だと無視していたが、いつの間に彼の真剣さに感化され少しずつ心を開きはじめ、生まれて始めて自分も人間らしく生きていけるという希望を持つようになるが、
ラバ追いたちにおそわれてしまう。翌日ドン・キホーテはボロ布のようになった彼女を見つけるが、
絶望に落ちたアルドンサは「自分は彼の思う姫でもなくただの汚らしく下品な女」と号泣する。
衝撃を受けたドン・キホーテの前に鏡の騎士が現れ、決闘を申し込む。鏡の中に写った自分の姿を発見した
アロンソは自分が騎士のドン・キホーテではなく、みすぼらしい老人だということに気づき倒れてしまう、が…
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